駐在女子はゆるく生きたい

Tips For a Life In China

「プロポーズされたらゼクシィ!」を実践したら、あまり腑に落ちなかったという話。

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りんこです。

先日、めでたくプロポーズされました。

現実主義(自称)のわたしも、さすがに舞い上がったようです。

 

「そうだ、ゼクシィ買おう!だって、プロポーズされたらゼクシィ!って言うもんね!(キラキラ)」

 

少女マンガの主人公になったような気持ちでゼクシィ購入に踏み切りましたが、読み終わる頃には「なんか思ってたのと違う」という感想だけが残りました。

 

うそです。読み終わってすらいません。

小躍りしていた自分をゼクシィ首都圏版で殴りたいですね(当たり所が悪ければ死ぬ)。

 

このやり場のない気持ちをどうにもぶつけたいので、ゼクシィについて少々ツッコませてもらおうと思います。

※あくまで結婚準備中の一女子の意見としてお送りしております。

 

 

電子版ないの困る

「よーし、買うぞ!」と意気込み、さっそく海外在住の強い味方Kindle上で「ゼクシィ」と検索。
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・・・煮もの?

 

そう、毎月発売されるゼクシィには電子版がありません。

おいおい、これじゃあ海外在住者に読んでもらえないぞ?と思ったのですが、

記事の中身を読んで気づいた。そもそもゼクシィは海外在住者のことなどハナから相手にしていないというか、眼中にないw

まあ、首都圏版・地域版と分かれていて完全に国内仕様ですしね。

 

その代わりとでもいいましょうか、ゼクシィはスマホ向けアプリがあり、その中で記事やカタログを読むことができます。

これがなかなか良くできているので、いちおう納得はいきます。

うーん、それでもあってもいいと思うんだけどね、電子版。 

 

重すぎる

電子版がないとなれば、いよいよ現物をゲットするしかありません。

ここで諦めていればよかったのですが、妹が日本から私と婚約者に会いにくることになり、心優しい彼女は私に尋ねてくれました。

 

「なんか日本から買っていって欲しいものある?」

ゼクシィ一択

 

ということで、ゼクシィが海を渡ってやってきます。

哀れ、妹よ。

 

優しかったはずの彼女は空港で降り立ったときから不機嫌な様子で、ホテルに着くなりゼクシィをトランクから投げ出し

 

これのせいで危うく荷物超過だわ!!!!!!!

 

・・・と鬼の形相で言い放ちました。ごめんなさい。

 

さっそく鈍器として使われなくてよかった。

さすれば私はゼクシィを読まずして命尽きていたでしょう。

そのくらい重くて硬いです。

 

開いてわかりましたが、重さの8は式場等のカタログ(という名の広告群)ですね。

首都圏版ということもあると思いますが、記事だけが読みたい人には少し困る配分。

そしてこの配分を見て、既に若干引き気味の私。

 

ちなみに妹の怒りはハイディーラオに連れて行って羊肉をたらふく食べさせたら収まりました。よかった。

 

結婚式推しが強すぎる

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重さに若干引いていますが、やっとの思いで手に入れたゼクシィ、早速中身を見てみましょう。

まず飛び込んでくるのは、キラキラ背景に可愛いフォントでこんなセリフたち。

 

結婚式って、いいものなんです。

 

お金がなくても結婚式はできる!

 

結婚式をしなくて後悔している新婦たちの声

 

だから、結婚式は絶対やるべき!

 

おお・・・すごい、謳い文句のオンパレード。

結婚式するぞ!と既に意気込んでいる乙女たちに、このゴリ押しはむしろマイナスではないだろうか・・と心配してしまうほど。なんというか、書き手の必死さが伝わってきます。

実際、私はかなり食傷気味になり、「もう結婚式やらなくていいのでは?」という気分にすらなりました。

 

こうなってくると、「プロポーズされたら、ゼクシィ!」という決め台詞にも違和感が出てきます。

結婚式するなら、ゼクシィ!」とでも変えた方がしっくりくる気がしますね、個人的には。

 

結婚式にどこまでもお金を使わせようとしてくる

個人的にすごく嫌気が差して、記事を読む手を止めてしまうのがこの点。

 

ゼクシィアプリで「100万円の予算でどこまでできるか」という記事を読んでいると、次に勧められるのは「200万円の予算にするとここまでできる」の記事。

そして、以下のオススメ記事たちが続きます。

 

「卒花の“ここにはお金をかけてよかった!”と思うポイント10選」 

「私たち、こんな方法で(式費用の)支払いを乗り切りました」 

「“親からの援助”もあるから大丈夫!」

  

・・・だんだん宗教じみてきてるよ!と感じるのは私だけでしょうかw

 

「支払いを乗り切りました」って、乗り切らなきゃいけないような挙式は既にご自身のキャパオーバーなのでは?!

 

結婚式に関しては人それぞれの価値観があることは重々承知していますが、

個人的には「お金がなくても結婚式はできる!」という考えを強く推しすぎるのは、ちょっと危ういやり方だなぁと思っています。

 

もちろん結婚式のために貯蓄する事は素晴らしいことだと思いますが、なんでも無理しすぎはよくない。

このゴリ押しに乗っかって無理に結婚式を決行したせいで、のちのち破産や仲違いが起きるカップルがいないことを祈るばかりです。

 

付録のレベルが月によって違いすぎ

だって私が買ったとき、「プーさんのキッチンツール何点セット」とかいう何の役にも立たないプラスチック付録(諸説あり)で、すぐ捨てた 使ってないんですよ。

なのに次月号のポーチすっごく好みだし!その次なんてティファニーだし!

 

これ、プロポーズを受けたタイミングで、付録の勝ち組と負け組が分かれませんか。

付録欲しさにゼクシィ買う人って、たまに聞きますもんね。

 

リク○ートはプロポーズ後に4号連続でゼクシィ買うことを推奨しているので、もしかしたらその周期でバランスがとれるよう、付録に差をつけているかもしれません。

 

もう絶対買わないけどな、私は。

 

おわりに

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ここまでゼクシィに対するツッコミを思いのままに書き連ねてきました。

 

そう、これほどまでにツッコミ所満載のゼクシィ。

それでも、世の乙女たちは「プロポーズされたら、ゼクシィ!」というセリフにトキメキを隠せないものなのでしょう。

かくいう私もそうでした。

 

そのキラキラな夢が、500円かそこらで叶うなら安いもんです。

 

結局、ゼクシィが読みたかったのではなく、「プロポーズされたら、ゼクシィ!」がやりたかったんですね、私は。

結果として結婚ネタに対して食傷気味にはなりましたが、ある意味、式について落ち着いて考えるきっかけになりました。

あそこまで結婚式ばかり強く推されると、人間、逆に冷静になれるものです。

 

ゼクシィ、ありがとう。

 

 

まあ、もう買わないけどな(二回目)。