駐在女子はゆるく生きたい

Tips For a Life In China

就活生Q&Aまとめ~中国女性駐在員の1日のスケジュール・ワークライフバランスのこと

にーはお!駐在女子のりんこ(@Rin_inChina)です。

 

今回は、就職活動を控えた留学生の方々によく質問されるトピックを、Q&Aとしてまとめてみました。

今後海外に出たい方から出たくない方まで、就活生や新入社員のみなさまがキャリアイメージを膨らませる一助となれば嬉しいです。

 

なお、国によって取り巻く環境が大幅に異なるのも海外駐在あるある。あくまで中国に駐在する、いち女性駐在員の一例としてお考えください。 

 

駐在女子りんこのプロフィール

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昔のプロフ画(作者:彼)

20代後半、日系中小企業の営業職です。ごく普通の若手駐在員として2016年に中国へ派遣されてきました。

中国語が全くできない状態で飛び込み、働きながら中国語を学びました。公用語が英語の現地支社で、日中英を使い分けつつ、ときにゆるく、ときに激しく働いています。

 

1日のスケジュールは?

駐在員へらじかさんの以下記事を参考にさせていただき、24時間サークルメーカーを利用して、円グラフにしてみました。

moosefukui.hatenablog.com

▼りんこのある1日

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はい。超絶ホワイトです(笑)

もちろん本社との兼ね合いでの残業がある場合もありますが、8割がた定時上がりです。やっぱり時差がたった1時間なのは大きいですし、中国の働き方文化も影響していますね。

 

ただし、駐在員あるあるとしまして、夕飯の部分はしばしば接待や出張者対応、飲み会が入ります。通常時は週1−2回で済みますが、忘年会や送別会シーズンは毎日のように入ってくるのでちょっとキツイですね。とくに海外は赴任・帰任時期が何回かに分かれてくるので、日本より歓送迎会の類が多い印象です。

 

どうすれば若手で海外駐在に行けるの?

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本当の理由は人事のみぞ知る、といった感じですが、わたし自身が考える理由は以下の4つです。

 

▼若手が駐在している前例のある会社を選んだ

▼就活から新入社員時代に至るまで、海外行きたいアピールを絶やさなかった

▼中小企業なので駐在員候補が比較的少なかった

▼英語力に問題がなかった

 

わたしは中国語ZEROの状態で派遣されましたが、結局もっとも必要とされるのは英語です。英語力を磨いて損はなし。

 

とはいえ、同期の中にはわたしより英語が得意な帰国子女や、HSK6級を持っている人もいました。それをさしおいて私が一番に派遣されたというのは、やはり2つ目の「アピール」が大きかったように思います。

 

実際に中国駐在の内示を受け、少し怖気付いて「何年くらいで戻れますかね...」と質問をしたとき、人事の回答は「3年ぐらいだと思うけど、あなたなら1年経った頃には、まだ居させてください!って言うでしょ」というものでした。実際そのとおりになりましたし、そう言われるほどしつこくアピールしたのもまた事実(笑)

 

なお、大企業でも海外駐在のチャンスは存分にあることを念のため付け加えておきます。中国でも20代後半~30代前半の大企業若手駐在員にお会いすることは少なくありません。語学留学派遣で来ている方も多いですが、若いうちに海外へ出そう!という動きは間違いなくあると思います。

ただし、企業の大小に関わらず、最近は中国のビザ発給条件が厳しくなり、中国語などのスキルのない若者は駐在がどんどん難しくなっていると聞いています。国の政策ばかりはどうしようもないので、中国語を磨いて待ちましょう!

 

飲み会や接待、キツくない?

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駐在員の数によると思いますが、正直来たばかりのときは少ししんどかったです。「若手の日本人女性駐在員」が少ないのもあって、おじさま方からのお誘いは、正直なところ多かった(笑)

その後、だんだんと取捨選択ができるようになってからは楽になりました。良くも悪くも日本人駐在員の世界はせまいことが多いので、その中でシンプルに立ち回ることができれば問題ないと思います(出張者対応はまた別ですが)。

あとは、駐在員の世界のみにとどまらずに、ローカルの同僚や友人とのコミュニケーションも大事にすることが、のちのち自分のためになってくると思います。

 

 

ワークライフバランス・キャリアをどう考える?

わたしが就活時からずっと「若手のうちに海外駐在がしたい」と思っていたのは、結婚・出産のまえに出来る限り自分の市場価値を高めたいと考えたからです。もちろん海外駐在の経験がそのまま価値に直結するわけではありませんが、得るものは間違いなく多いと考えていました。

実際、こちらでは大きな裁量権を与えられ、何か成し遂げたときの達成感は、日本でのそれとは比べ物になりません。苦労もありますが、ものすごく貴重な経験をさせてもらっている自覚があります。

 

さらに、わたしの場合幸運なことに駐在先で現在の婚約者と縁があり、帰国後の結婚・出産・その後の仕事についても、ある程度プランを描くことができました。

海外に対する態度・互いの働き方に対する考えが一致する人と駐在先で出会い(現地の方含め)、結婚にいたるというのは不思議なことではないと思います。

特に若手は、嫌々来た人より望んで来ている人の方が圧倒的に多いですから、相性も良いのかも。

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また、こちらには日本にいるだけではなかなか出会えないようなキャリアをもつ女性もたくさんおられます。働く駐在妻もそうですし、いわゆるワーママさん、単身赴任で来ている奥様などなど。

そのような方々とお話できることも、キャリアデザインする上で非常に貴重な経験となりました。

現地がホワイト企業なのも助かり、将来について熟考できる余剰時間がたくさんあるし、副業や資産についてもたっぷり考える事ができます(笑)

 

家賃や学費が会社負担の場合も多いので、貯金は何もしなくても貯まりますしね。接待費で飛んでいっている人もいますが、それもやりようかと。

 

このように、あくまでわたしの経験から言わせてもらえば、今後のキャリアを考えた上で若手が海外駐在することは、女性にとっても良いことだらけです。

まだまだ女性駐在員は少ないのが現状ですが、もしわたしのようにワークライフバランスについて考えている方は、チャンスがあればぜひ挑戦してみてほしいと思います。

 

さいごに

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就活生によく聞かれる、女性駐在員に関するQ&Aをまとめてみました。

この記事を読んで、「やっぱり海外で働きたい!」と思うもよし、「それでもやっぱり国内がいいな」と思うもよし。海外で働く方法はもちろん駐在だけではないし、いろんな方のブログを読んだり、会ってみたりして、ぜひ自分の可能性を広げてみてください。いい時代ですね!

みなさまがキャリアデザインする上で、この記事が少しでもヒントになれば嬉しいです。

 

もし他に、私でお力になれそうなことで何か質問がありましたら、お気軽にContactからお知らせ下さいね。