駐在女子はゆるく生きたい

Tips For a Life In China

駐在員のわたしがブログやTwitterを匿名でやる理由。

にーはお、りんこ(@Rin_inChina)です! こちらも暑い日が続いております。

日本はクレイジーな猛暑と聞いていますので、皆様くれぐれも体調にはお気をつけ下さい。

 

さて、今回はわたしの心内をゆるっとひとりごちたお話です。

海外住まい・海外駐在の方々のブログやTwitterを拝見していると、匿名で発信されている方も多いように感じます。

かくいうわたしも例に漏れず匿名でやっており、駐在している都市も一応、公にはしていません。 Twitterを見ていただいている方は、簡単に特定できるかと思いますが(笑)

 

ブログのPV数を増やすには「実名顔出しがイチバン!」なんて声を耳にしたりもしますが、わたしはこのブログの匿名発信はゆずれないなぁと思っています。(まぁそもそもPV数を上げることに躍起になっていないのもあります。)

その主たる理由はシンプルで、やはりここ、駐在員の世界が狭いということです。

どんなに広い都市でも、「女性駐在員」というカテゴリだけですぐに個人が特定される、小さな世界です。

 

私がTwitterを始めたのは駐在開始からしばらく経ってからでした。

それまでは駐在員含む在外日本人の小さな世界の中であっぷあっぷしていました。もちろん周囲の方々は基本的に優しい方ばかりで、それは本当に感謝しているのですが、悪意のない噂話ばかりはもうどうしようもありませんでした。

例えば、接待だろうがなんだろうが男性と二人で歩いていたら次の日には噂になっている、そういうコミュニティです。接待で日本人が行くような店は限られていますから、そりゃ仕方のないことです。他に目新しいトピックもないですからね。

 

あまり日本人の中だけにおさまらないよう、ローカルスタッフたちとの関係も非常に大事にしてきたつもりです。でも、日本人である以上、その小さな世界で立ち回ることも必要と思っていました。

 

それからわたしが最も悩んでいたことの一つは、周囲に同じ立場の女性が限りなく少ないということです。

例えばこういうことがあります。まだまだ頭の固い方には「駐在員>現地採用」の構図があり、またそれに乗っかって自分から「現地採用サゲ」をネタにするわたしの友人たち。別にそんな構図、ハナっからないのだから、自虐なんてしなくてもいいのに。ネタとはわかっていても、却って壁ができてしまい、そんなセリフを聞く度に悲しくなっていました。

もちろん皆が皆そういうわけではないのです。ただ、これもまた小さなことが少しずつ重なって疲弊していく一因ではありました。互いの気持ちを共有しづらくなってしまうんですよね。

 

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そんな状況の中、なんとはなしに再開したTwitter。久しぶりに開いて、なんとなく中国系アカウントを改めて見ていくと・・・いるわいるわ、輝きを放つ人々。

駐在員、働く駐在妻の方々、起業家、飲食やさん、なんとバラエティに富んだ素敵な界隈!自分の胸が高鳴るのを感じました。

ありがたいことに今では様々な方と絡ませていただき、Twitterってほんとに面白い世界だなぁ、と日々感じています。

 

わたしが匿名で発信する理由はここにあります。リアルな小さい世界だけではなく、もうひとつの世界を持つこと。

逃げ場所じゃん、と言われればそれまでですが、それがプラスに働いて自分が前向きに捉えられるならば、それで良いと思うのです。

中国界隈の方々のお話を読ませていただくと、わたしが今までいかに狭い世界観で物事を捉えていたのか痛感することばかりです。

 

そんなわたしの所感をギュッと詰めたツイートがこちら。

結局のところ、これですね。140文字で済んだww

 

こんなりんこがお世話になっている皆様、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 そしてわたしを特定されても、そっと温かな目で見守りつつ、こっそり教えてください(笑)