WeChatの良い所は「既読がつかない」ところだ
にーはお、りんこ@中国駐在(@Rin_inChina)です。
中国生活にはかかせないチャットアプリ、WeChat。QRコード決済など、中国のキャッシュレス社会においても非常に重要な要素が盛りだくさんの必須アイテムです。
決済機能やその他有益な情報については有識者の方々の素晴らしい記事を参照して頂くとして、本日はいちユーザーがたわいもないアピールポイントをご紹介します。
何を隠そう、WeChatの最も良い所は「既読がつかない」というところです。
メッセージを読んでもLINEのような「既読」印がつかないので、相手には読んだか読んでないか伝わりません。
皆さま、LINEの既読機能に翻弄されたことは一度や二度ではないと思います。
「既読スルー」やら「未読スルー」とか、もうこの単語自体がアホらしくないですか?
直球で申しますと、わたしは既読機能というものは「百害あって一利なし」だと思っています。もうね、トラブルの原因でしかない。イジメの温床にもなるし、恋人との喧嘩の原因にもなる。
その点、WeChatには既読機能がないので、メッセージを読んだあとスルーしても問題ありません。というかスルーという概念自体ないかも。
「在吗?」(今いる?)から始まることの多い中国人とのチャットですが、うっかり開いてしまっても没问题!「読んでるじゃねーか!」と怒られることはありません。
(まあその代わり、在吗?攻撃が始まることもありますが。)
こと中国では、ビジネスシーンでWeChatを使うことがままあります。重要な連絡がWeChatで伝えられることなど日常茶飯事。そういう意味でも、内容をじっくり読んだ後に対応の優先順位を決められるのは、非常に有難いことなのです。
一度読んだものを未読状態に戻す機能があるので、「これはあとで返す」と自分に対して印を付けることもできます。
恋人に「何で読んだのに返事返してくれないの?!」と問い詰められることもないわけです。良いですね。
わたしは彼との連絡にもっぱらWeChatを使用していますが、日本に戻ってもそれを続けたいくらいですね。既読機能に踊らされるのはもう嫌なのです...
とはいえ日本でまだまだLINEが主流なのは揺るぎない事実。キャッシュレス社会を皮切りに、少しでも日本のWeChatユーザーが増えないかなぁ、なんて夢物語を描くわたしでした。