中国駐在中に働きながらHSK5級合格!ぶっちゃけ簡単という話。
にーはお、りんこです。
2018年3月24日に、中国語検定HSKの5級を受けまして、その結果を本日開示。
300点満点中、252点獲得で見事合格してました!ぱちぱち〜。
合格ラインは6割の180点なので、まあまあ良い成績なんじゃないでしょうか。
まあ、しかしですね・・・
ぶっちゃけ受験した時から、いやむしろ5級の勉強を始めた時から、
「これ、いけるな。」って思ってました。
こんな私でも、HSKで二番目に難しいはずの5級が合格できましたよ!っていうのを示すために、以下、私の中国語勉強遍歴をば。
2016年3月 中国赴任
(中国語に触れたこともない状態)
2016年5月 中国語学校スタート
(仕事の合間にマンツーマンで2時間、週2回)
2016年12月 飽きてきたので学校を週1回ペースに
2017年3月 学校をサボり始め、月2~3回ペースに
〜不登校の一年間〜
2018年3月 HSK5級合格
そうなんです。実質まじめに勉強してたのって、7ヶ月くらいなんですよ。
しかもゼロからのスタート。
大学の第二言語すら中国語専攻じゃなかったので、赴任前は正真正銘「中国語能力ゼロ」の状態でした。にーはお。シェーシェー。本気でそんくらい。
なぜそんな私が、働きながらの片手間勉強で5級合格できたのか?と考えてみましたので、理由を三つ挙げてみます!
これを読めば、駐在者のあなたもHSK受けてみようかな〜という気になるかも。
中国人と働いていたから。
現地社員たちとの会話は、もちろん英語から始まりました。
しかしながら、1ヶ月後にはなんとなーく覚えた中国語100単語くらいで会話成立してました。
これは別に私の言語能力が高いという話ではなく、人間誰しも追い込まれれば言語くらいどうにかなるよってことですw
体当たりで覚えた言語に対しては、人間、抵抗がなくなるのだと思います。
ある意味、現地社員と話すことで毎日勉強していたんですね。
中国で生活していたから。
そうは言っても、駐在中は秘書もついてるし会社では日本語しか使わないよ!ってあなたもご安心ください。
私は断言します。
中国で生活している時点で、耳は確実に慣れている!
いくら仕事で使わないとは言っても、生活する中でどうにか中国語を聞き取ろうと努力したことが一度もない!ってことはないですよね。
リスニング問題は、いかにその言語を「聞いていたか」が重要だと思っています。
そう、私のHSK得点の比率は、リスニングがダントツで高いんです。
模擬問題を初めて聴いた時は、
「訛りもないし、ハキハキ話してくれるし、この中国人(※リスニングの中の人)超親切だな!」
と感動したくらいです。よく考えたら当たり前なんだけど。
新HSKって、パートごと(リスニング、読解、作文 / 配点100点ずつ)の最低点数がないので、極論、得点が「リスニング100点、他パートは30点」とかでも合格なんですよ。
一度リスニング問題を聞いてみてください。タクシー運ちゃんの中国語を聞いている皆様なら、めちゃくちゃゆっくりに聞こえますよw
私はこの過去問を2回分だけ解いて、試験に臨みました。
それ以外の勉強はほぼしてません・・・
日本人は大体見れば理解出来る。
これはもう駐在とか関係なく、日本語を母語とする全ての中国語学習者のメリットだと思っています(笑)
5級で必要な単語数は2500語程度。
あくまで私個人の意見ですが、この2500単語中1000語くらいは、日本人なら見て意味のわかる単語なんじゃないかと思います。
で、そのくらい見てわかる単語があれば、第二部分(読解パート)は楽勝なんですよね。
一応、5級だけで新出単語が1300語あるので勉強する必要があるかと思い、こちらのテキストを買ったのですが・・・一度開いただけでほとんど使いませんでしたw
テキストとしては、もちろん良いものですよ。ちゃんと勉強したいって方にはお勧めします。
第三部分(作文)はどうするのか?
これは具体的な戦略をお伝えいたします。
まず、5級の作文は二題あります。
①与えられた単語(5語)を使って作文(80字)
②与えられた写真を見て作文(80字)
どちらを狙えばいいかは明確。そう、後者です。
もちろん二題とも書かなきゃいけないんですけど、先に明記した通り最低点数がないため、作文に重きを置かなければ問題ありません。
写真を見て作文ってめっちゃ簡単じゃないですか?別に関連づける必要は大してないんですから。
ですので、自分が自信を持って書ける一文をまるまる暗記しちゃってください。
例えば、「僕は彼女に振られてしまってもうどうしたら良いかわからない」という文章を完璧に中国語で書けるようにしときましょう。
出だしをこれで作文書けば良いんです。これで80字のうち、20~30字は埋まるでしょう。
コーヒーの写真なら、次に続ける文は「眠ることもできないからコーヒーを飲んで、映画でも見よう。」かな。
女が電話してる写真なら、「彼女はもう次の彼氏ができてしまった。毎日彼と電話をしている。」なんかどうでしょう。
想像力を働かせて簡単な文章を書けば、80字ってあっという間ですよ!
あと、もし書いてる途中に「この字怪しいな?」と思ったら、ページを遡って、読解問題の文章の中から字を見つけちゃえば良いのです。戻ってはいけないっていう試験ルールはありませんので(少なくとも2018年3月時点では)。ヒントはたっぷりですね!
これで読解部分もクリアです。どうでしょう、なんとなく簡単に思えてきませんか?
終わりに
駐在者の皆様は、今がいちばん中国語フレンドリーなはず。
6級は桁違いに難しいようですが、5級なら準備期間が一ヶ月もあれば一発合格できると思います。ちゃちゃっと過去問2-3回分解いてみて、傾向をなんとなくつかめれば問題ないかと。
ゼロから始めて過去問2回しか解いてない私が言うのだから間違いありません。
中国語に囲まれている今だからこそ、お試ししてみませんか?
とりあえず私は5級合格証明書を会社に送りつけて、報奨金をもらってやります!やった〜!
以上、HSK5級は駐在者には楽勝だよっていうお話でした。再見!